西国分塔跡 にしこくぶとうあと
地域 | 那賀地域 |
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所在地 | 岩出市西国分494 |
指定年月日 | 昭和3年2月7日指定、昭和60年4月13日追加指定・一部解除 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 史跡 |
管理団体 | 岩出市 |
解説
紀の川市東国分にある紀伊国分寺跡の西方800メートルに位置する。発掘調査が実施されたが、後世の削平(さくへい)が著しく、塔跡の一部と掘立柱建物などが検出されたのみで、寺域や他の伽藍(がらん)は確認されていない。
塔心礎(とうしんそ)の構築には基礎に4個の平坦な大石が敷かれて、独特の手法が用いられており、特筆すべきである。また、多様な軒丸瓦が出土し、これらによって奈良時代前期に創建、後期に再建もしくは改修され、平安時代以降は廃絶したと考えられる。