三尾家住宅 みおけじゅうたく
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、土蔵(どぞう) |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市堀止西一丁目2-22 |
時代 | 江戸時代末期 |
指定年月日 | 平成18年3月2日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
和歌山市内に残る幕末期の貴重な町家。棟札により天保12年(1841年)の建築であることが判明する。三尾家は当時酒商で、後にこの地で造り酒屋も営んだ。この地は城下町の最南端に位置する。
主屋は、間口約10メートル、切妻造、本瓦葺、つし2階建とし、2階には2か所に虫籠(むしこ)窓を設ける。間取りは正面左手が玄関で、そこから中庭まで通り庭となっていた。土間の右手床上(ゆかうえ)部は田の字型平面。敷地奥には切妻造、本瓦葺の土蔵があり、これも登録有形文化財である。土蔵も天保13年(1842年)の棟札が発見されており、完成年を知ることができる。