佐竹義重霊屋 さたけよししげたまや
員数 | 1棟 |
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構成要素 | 附指定:宝篋印塔5基 |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山 |
時代 | 桃山時代 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 清浄心院 |
管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
常陸国を中心に佐竹氏の全盛期を築いた佐竹義重の霊を祀る小祠(しょうし)である。切石積基壇に土台を廻らせた木造方一間(ほういっけん)切妻造とする。正面の桟唐戸(さんからど)を吊り込んでいる円柱に慶長4年(1599年)の彫刻銘があり、造立年代は明らかである。正面の両端間から側背面三方には47本の五輪塔形の卒塔婆(そとば)を隙間なく建て並べて壁としている。かつては全面に彩色が施されていたことが彩色痕跡により分かる。墓塔の覆堂(おおいどう)としては極めて類例の少ない遺構である。