金剛三昧院四所明神社本殿 こんごうさんまいいんししょみょうじんしゃほんでん
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山425 |
時代 | 室町時代後期 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 金剛三昧院 |
管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、寺院内の小さな鎮守社である。墨書(ぼくしょ)により天文21年(1552年)の建立が確認できる。建物は土台建てで、身舎(もや)は丸柱、組物(くみもの)は三斗(みつど)で、中備(なかぞなえ)に彫刻入りの蟇股(かえるまた)を置く。軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)。身舎の三方に持ち送りで跳ね出し縁(えん)を廻し、脇障子(わきしょうじ)、木階段を置く。向拝(こうはい)は面取り角柱で身舎と海老虹梁(えびこうりょう)で繋ぐ。小規模社殿であるが、正規の手法でまとめられている。