高野山大学図書館 こうやさんだいがくとしょかん
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山385 |
時代 | 昭和4年 |
指定年月日 | 平成10年12月11日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 学校法人高野山学園 |
解説
高野山大学は明治19年(1886年)、真言宗古義大學林として創立。図書館は、大学昇格の条件を満たすためと、弘法大師千百年御遠忌(ごおんき)記念事業の一環として開設された。設計は当時京都帝国大学教授であった武田五一(たけだごいち)。武田は我が国にアールヌーボーを紹介した建築家としても知られる。
内外は装飾を控えたモダンなもので、特に2、3階吹き抜けの閲覧室の意匠は魅力的である。全体は昭和4年(1929年)の完成時の姿をよく遺しているが、屋根は陸屋根の上に戦後置き屋根がなされた。