普賢院四脚門 ふげんいんしきゃくもん
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山605 |
時代 | 江戸時代前期 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 普賢院 |
管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
高野山の千手院谷(せんじゅいんだに)に位置する塔頭(たっちゅう)寺院である。四脚門は寛永年間(1624年~1643年)に造営された旧行人方(ぎょうにんがた)東照宮の遺構といわれ、明治25年(1892年)に移築されたものである。この門は四脚平唐門(しきゃくひらからもん)で檜皮葺(ひわだぶき)の建物である。軸部(じくぶ)は丹塗(にぬり)で、蟇股(かえるまた)、木鼻(きばな)等の彫刻には極彩色を施し、虹梁(こうりょう)に龍・天女・鳳凰の絵彩色が巧みに描かれている。細部の手法によく江戸時代初期の特徴を示し、県内では数少ない唐門の一つである。