金剛峯寺山王院本殿 こんごうぶじさんのういんほんでん
員数 | 3棟 |
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構成要素 | 丹生明神社(にうみょうじんじゃ)、高野明神社(こうやみょうじんじゃ)、総社(そうしゃ) 附指定:鳥居及び透塀(すきべい) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡高野町高野山152 |
時代 | 室町時代後期 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 金剛峯寺 |
管理団体 | 公益財団法人高野山文化財保存会 |
解説
壇上伽藍の西端に位置し、高野山のみならず真言密教の総鎮守の社殿である。空海は弘仁10年(817年)に伽藍建立に当たり、まず地主神(じぬしがみ)の丹生(にう)・高野(こうや)両明神をここに勧請(かんじょう)したという。大永元年(1522年)の伽藍焼亡の翌年に再興されたのが現在の社殿で、巨大な一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の丹生・高野明神社2社殿と三間社流見世棚造(さんげんしゃながれみせだなづくり)、檜皮葺の総社からなる。鳥居は木造明神鳥居で、透塀(すきべい)とともに材は新しいものの当初の雰囲気をよく残している。