慈尊院 じそんいん
員数 | 5棟 |
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構成要素 | 築地塀(ついじべい)(西門(にしもん)含む)(4棟)、北門(きたもん) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡九度山町慈尊院832 |
時代 | 室町時代 |
指定年月日 | 平成5年4月13日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 慈尊院 |
解説
北門は大規模な切妻造、本瓦葺の四脚門(しきゃくもん)で、両袖に築地塀が連なる。構造はごく一般的な形式である。この門は数回の修理を経ており、屋根廻りの部材は旧材が失われている。軸部の柱や虹梁型頭貫(こうりょうがたかしらぬき)、蟇股(かえるまた)などは当初材で、これらの形状から建立年代は16世紀後期と考えられる。中世の大規模な門の遺構として貴重である。
北門の左右に続く築地塀は、高さ2.4メートル、折れ曲り総延長118.7メートルの大規模なもので、境内を画する一連の施設として貴重である。