岩代王子跡 いわしろおうじあと
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡みなべ町西岩代字野添 |
指定年月日 | 昭和33年4月1目指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 西岩代八幡神社 |
解説
岩代駅の手前にある浜に出る踏切を渡ると、松林の中に岩代王子がある。王子社の創建年代は不明であるが、『中右記』の天仁2年(1109年)の条に「石代王子」の名が見えるから、平安時代後期には既に社格を整えていたことは確かである。この王子社では、拝殿の羽目板(はめいた)に御幸(ごこう)の年月日と回数、供奉(ぐぶ)する人々を書きとどめることが慣例となっており、建仁元年(1201年)の『熊野御幸記(くまのごこうき)』にも詳しい記述がある。