松原王子神社の社叢 まつばらおうじじんじゃのしゃそう
| 員数 | 40.5a |
|---|---|
| 地域 | 日高地域 |
| 所在地 | 日高郡美浜町吉原771 |
| 指定年月日 | 昭和46年3月22日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 分類 | 天然記念物 |
| 所有者 | 松原王子神社 |
解説
数百年にわたって人の手を加えず放置した天然林である。この社叢の特徴はクロマツなどの大木がほとんどなく、クスノキ、イスノキ、エノキ、ムクノキなどがよく生育しているところにある。かつてはマツが群生していたと考えられるが、太陽光線が乏しくても育つこれらの木々の成長によって、日照を必要とするマツの苗が育たず、主要な樹木が交替した森となった。日高平野の中心部でこのように森林の変遷が見られることは稀である。