深専寺本堂 じんせんじほんどう
員数 | 1棟 |
---|---|
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡湯浅町湯浅785 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 平成10年4月15日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 深専寺 |
解説
行基の開基といわれ、寛正3年(1462年)に明秀(みょうしゅう)上人が再興し、近世初頭の大火の後、徳川氏の寄進で堂宇が再建された。この本堂は凸字型の結界で内陣(ないじん)と外陣(げじん)を分ける典型的な浄土宗本堂の平面を持つ。建立年代は棟札から寛文3年(1663年)であることが知られ、県内で最も古い浄土宗本堂である。
柱を密に立て、位牌壇(いはいだん)前の結界中央に柱を残す古式を保ちながら、外陣を凹字型に扱う新しい平面形式を持つ。浄土宗本堂の変遷を知ることができる建物である。