且来八幡神社本殿 あっそはちまんじんじゃほんでん
| 員数 | 1棟 |
|---|---|
| 地域 | 海草地域 |
| 所在地 | 海南市且来1219 |
| 時代 | 桃山時代 |
| 指定年月日 | 昭和52年3月16日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 分類 | 有形文化財(建造物) |
| 所有者 | 且来八幡神社 |
解説
神社の創建は明らかでないが、中世の土地寄進状が多数残っており、中世には既に且来庄(あっそのしょう)の鎮守であったことが分かる。
本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物である。建立年代を明らかにする資料はないが、様式技法から桃山時代と見られる。彫刻や組物(くみもの)に和歌浦の天満(てんまん)神社本殿(慶長11年・1606年)などと類似したものがあり、江戸時代初期の形態も見られる。中世から近世へと時代が移りゆく中、新旧の技術が混在していた様子が窺える。