石造五輪卒塔婆群 せきぞうごりんそとばぐん
員数 | 4基 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡かつらぎ町上天野 |
時代 | 鎌倉時代~室町時代 |
指定年月日 | 昭和40年4月14日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 丹生都比売神社 |
解説
丹生都比売(にうつひめ)神社境内の東部にある。それぞれの卒塔婆は2.1メートルから3.6メートルの砂岩または緑泥片岩(りょくでいへんがん)製で、4基の卒塔婆には正応6年(1293年)、正安4年(1302年)、文保3年(1319年)、延元元年(1336年)の刻銘がある。鎌倉時代から南北朝時代にかけての頃、修験行者(しゅげんぎょうじゃ)の結衆(けっしゅう)が行った宗教行事の模様を窺わせる。修験史研究上の重要な資料であるだけでなく、石造塔婆としても基準作例で価値の高いものである。