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新宮下本町遺跡 しんぐうしもほんまちいせき

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地域 東牟婁地域
所在地 新宮市下本町
時代 12世紀後葉~16世紀中頃
指定年月日 令和4年11月10日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 史跡
所有者 新宮市

解説

熊野川の河口から約2キロメートル、新宮城跡の西麓の熊野川(くまのがわ)に面した自然堤防上に立地する中世の港湾関係遺跡である。新宮は太平洋航路における重要な港湾としても知られ、平安時代末期以降、主として熊野三山による太平洋航路を利用した各地との交流・交易の記録が残る。
新宮市教育委員会による発掘調査によって、12世紀後葉から16世紀中頃にかけての港湾に深く関係すると考えられる遺跡が確認された。遺跡は14世紀末頃から15世紀にかけて最盛期を迎え、熊野川に面した自然堤防の斜面地を石垣を用いて段状に造成した面から地下式倉庫群や鍛冶遺構が検出されるとともに、それに直交して石段を伴う通路を設けている。また、この時期には、出土遺物から交易範囲の拡大が想定されるなど、港湾都市として機能したことが明白となる。
中世以降、太平洋航路の重要な拠点であった新宮における港湾や海を介した交流の実態を知る上で重要なだけでなく、中世の海上交通と宗教勢力との関係や、平安時代末頃以降から全国へ信仰が拡大する熊野三山の経済基盤等について考える上でも重要である。

所在地