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南方曼陀羅の風景地 みなかたまんだらのふうけいち

ノーイメージ画像
員数 1148021.45平方メートル
構成要素 神島(かしま)、鬪雞神社(とうけいじんじゃ)、須佐神社(すさじんじゃ)、伊作田稲荷神社(いさいだいなりじんじゃ)、継桜王子(つぎざくらおうじ)、高原熊野神社(たかはらくまのじんじゃ)、奇絶峡(きぜつきょう)、龍神山(りゅうぜんさん)、八上神社(やがみじんじゃ)、田中神社(たなかじんじゃ)、九龍島(くろしま)、金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)、天神崎(てんじんざき)
地域 西牟婁地域
所在地 田辺市、上富田町、白浜町、串本町
指定年月日 平成27年10月7日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 名勝
管理団体 田辺市、上富田町、白浜町、串本町

解説

植物学・民俗学・博物学の分野で世界的に著名な南方熊楠(1867~1941)にまつわる風景地で、熊楠によって保護された神社の社叢林や島嶼など、13地点で構成されている。
熊楠は近代日本の風景の保護に先駆的な役割を果たした。生物の多様な相互関係によって成り立っている生態系の重要性に気付き、明治末期から大正期にかけて急速に進んだ神社合祀政策に対する反対運動に取り組む中で、「我が国特有の天然風景は我が国の曼荼羅ならん」と述べ、特有の天然風景に潜む神羅万象を真言密教の本質を示す「曼陀羅」になぞらえ、多様な生態系に基づく風景美の発見に新たな視点をもたらした。
その世界観・風景観は、後に熊楠の研究者らによって「南方曼陀羅」として普及した。そうした「特有の天然風景」のうち13地点が国名勝として指定された。

所在地