那智山青岸渡寺宝篋印塔 なちさんせいがんとじほうきょういんとう
員数 | 1基 |
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地域 | 東牟婁地域 |
所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
時代 | 鎌倉時代後期 |
指定年月日 | 昭和28年3月31日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 那智山青岸渡寺 |
解説
この宝篋印塔は明治以後3回の移転を経て、現在は本堂に向かって右側後方に位置している。総高4.3メートルで、蓮花座(れんげざ)付きの台座上に台石(だいいし)を置き、台石には元亨2年(1322年)の造立銘が刻まれている。台石上にさらに蓮華座を造り、塔身を立て、4面に蓮華座付きの月輪(がちりん)を線刻し、種子(しゅじ)を刻んでいる。笠石(かさいし)の隅飾突起(すみかざりとっき)にも日輪(にちりん)を浮彫りし、梵字を入れる。造立年代が明らかで、形態もよく整った宝篋印塔である。