山上不動堂跡 やまがみふどうどうあと
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 熊野那智大社 |
解説
修験道が盛行していた頃、春と秋に行われる熊野三山検校の「大峰山入」の際には、那智滝上でも祭典を執行する習わしがあり、諸方から賓客(ひんきゃく)を多数迎えたという。風雨の際の不便を避けるため、応仁元年(1467年)に那智山執行法印道湛(しぎょうほういんどうじん)は庵室を建立し、聖護院門跡道興自ら不動尊像を板扉に刻して開眼供養したと伝えられる。現在、古い石垣の壇が那智大滝の滝口から百数十メートルのところに残存するのみで、樹林深草に埋もれている。