オオウナギ生息地 おおうなぎせいそくち
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 西牟婁郡白浜町、上富田町、田辺市 |
指定年月日 | 大正12年3月7日指定、昭和10年5月15日追加指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | 国 |
管理団体 | 白浜町 |
解説
熱帯系のオオウナギは、黒潮の影響で本州中部以南の太平洋に面した河川に分布しており、大きなものでは1.5メートル以上にも成長する。体周の長さに比して体長は短く、色は黒褐色で不規則な斑点(まだら模様)が多く、食用には向かない。
この富田川は生息地のほぼ北限に当たる。当初の指定は白浜町の三ツ石の淵、濁淵(にごりぶち)、蟇岩(ひきいわ)のみであったが、昭和10年(1935年)に上流側は旧中辺路町と旧大塔村の境、下流は河口までの約18キロメートルの河川部分が追加指定された。