栗栖川亀甲石包含層 くりすがわきっこうせきほうがんそう
地域 | 西牟婁地域 |
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所在地 | 田辺市中辺路町北郡 |
指定年月日 | 昭和12年6月15日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
管理団体 | 田辺市 |
解説
亀甲石包含層は、中辺路町北郡(ほくそぎ)字富士根から字洞谷にわたる地域に所在する。亀甲石とは、新生代第三紀牟婁統に属する砂岩層に、六角形の網目状に彫刻されたかに見える岩のことをいう。六角形の大きさは一辺5ミリほどのものが普通であるが、2ミリ前後のものから1センチを超えるものまである。アシナガバチの巣のように見えるが、これらは海藻の一種のアミモの化石で、化石になりにくい海藻がたまたま残されたものとして世界的にも珍しい。