奥の宝塔及び宝篋印塔 おきのほうとうおよびほうきょういんとう
員数 | 2基 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町奥 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 有田川町 |
解説
2基の宝塔は、かつて吉備地区奥の青年会場前の樫の木の下にあった。この地は元は堂の芝といい、七堂伽藍(がらん)が存在したといわれる廃寺跡である。宝篋印塔は、砂岩製で総高2メートル、相輪(そうりん)までほぼ完存しており、銘から文中2年(1373年)の建立が分かる。宝塔は砂岩製で総高1.7メートル、銘に文中3年とある。相輪の上端を欠損しているが、他は完存している。これらの塔は南北朝時代の優れた石造物である。