水軒堤防 すいけんていぼう
地域 | 海草地域 |
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所在地 | 和歌山市西浜1664ほか |
指定年月日 | 令和元年10月16日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 和歌山市 |
解説
県北部を流れる紀の川河口部南方に江戸時代後期に築かれた総延長約2.6キロメートルの防潮・防波堤防である。堤防は、石堤(せきてい)と土堤(どてい)からなる中堤防、その南側に取付く土堤(南堤防)と北側にある自然堤防(北堤防)から構成されています。18世紀初頭の『大畑才蔵日記』や19世紀の『紀伊続風土記』『異船記』などの記録からも、この場所に堤防があったことがうかがえます。
歴史資料の記録や発掘調査により、その構造と時期が判明しており、近世の土木技術や防災を知る上で貴重な史跡である。