天徳院庭園 てんとくいんていえん
地域 | 伊都地域 |
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所在地 | 伊都郡高野町高野山370 |
指定年月日 | 昭和45年6月26日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 天徳院 |
解説
この庭園は、方丈(ほうじょう)の南面山麓に作られた池泉式(ちせんしき)鑑賞庭園である。築造年代は明らかでないが、元和8年(1622年)に天徳院が建立された時に、建物とともに営まれたと考えられる。山裾を利用して築山(つきやま)とし、その下に池を穿(うが)って中島と小島を築き、築山裾には立石を立てて枯滝口(かれたきぐち)を作る。滝口の石組み、池中の浮石、滝口向かって左側の立石(たていし)などの手法は江戸時代初期の作風を伝えており、他所に存在する小堀遠州好みの庭園の構造に通じるものがある。