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那智の扇祭り なちのおうぎまつり

那智の扇祭り1
地域 東牟婁地域
所在地 東牟婁郡那智勝浦町那智山
指定年月日 平成27年3月2日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 無形⺠俗⽂化財
所有者 那智の扇祭り保存会

解説

毎年7月14日に熊野那智大社の例大祭として行われる行事で、特殊な形状をした12体の扇神輿(おうぎみこし)が本殿から那智の大滝まで渡御(とぎょ)することによって、浄化再生と秩序回復がもたらされるといわれ、豊穣が祈念される。扇神輿をはじめとする一行は、「ザァーザァーザァー、ホォー」の喊声(かんせい)を合図に本殿を出立すると、途中、伏拝と呼ぶ場所で順次、扇神輿を立て並べ、一旦留まる。扇神輿を残して先んじる大松明などが滝前に着くと、火の使いを3度繰り出し、扇神輿を呼ぶ。頃合いを見計らって、扇神輿は滝前へと向かい、燃え盛る大松明の出迎えを受ける。大松明は、旋回しながら扇神輿を先導し、道行きを清めつつ滝前へと向かう。滝前に至ると一行は大滝を拝する。那智の扇祭りは、火炎の乱舞のあり様が荘厳にして祭りの佳境を呈する場面となることから「那智の火祭り」と呼ばれることもある。

所在地