藤崎弁天 ふじさきべんてん
地域 | 那賀地域 |
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所在地 | 紀の川市藤崎 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 名勝 |
所有者 | 紀の川市 |
解説
王子川が紀の川に注ぐあたり、老松の樹間に奇岩怪石の立ち並ぶ、標高56メートルの場所で、頂上の平坦地に守護神の弁財天を祀っている。また、社頭にある小さな庵(いおり)は「古岳庵(こがくあん)」といわれ、幕末の頃、琴の名手として知られた僧、古岳上人幽眞(こがくしょうにんゆうしん)が住んでいたところで、ここからの紀の川の水景や龍門山の姿をこよなく愛し、常に七弦琴(しちげんきん)を弾いて詩歌を詠んでいたという。