ねんねこ祭 ねんねこまつり
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡串本町田原 |
指定年月日 | 昭和56年7月13日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | ねんねこ祭保存会 |
解説
神功皇后に由来するという祭りで、早暁日(そうぎょうび)の出遙拝(でようはい)の行事に始まる。先頭は盛装した「ごはもち少女」で、米と榊を納めた桶を頭上に捧げ持ち、介添えの女性がつく。神官以下役付きの老若男女が続き、鈴に合わせて一歩ずつ前進する悠長な道行(みちゆき)である。本殿前での古風な修祓式(しゅばつしき)に対し、社務所での神官と少年が2人ずつ巻ござや赤い枕、乳房の布形を順に肩にして「ねんねこ、ねんねこ、ころろんよ」と唱える子守神事はユーモアに満ちている。一連の祭典が終わる頃から獅子舞の奉納がある。2時間近く演じられる見事な古座流(こざりゅう)獅子で、高池から習得したとも伝えられている。公開時期:12月第1日曜木葉(このは)神社