那智の田楽 なちのでんがく
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
指定年月日 | 昭和45年6月8日国選択、昭和51年5月4日国指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 那智田楽保存会 |
解説
那智の扇祭りの宵宮及び本祭に、扇神輿(おうぎみこし)の出御(しゅつぎょ)に先立って奉納される神事芸能。ビンザサラを持った編木方(ささらかた)4名、腰太鼓を叩く太鼓方(たいこかた)4名、田楽の補佐役であるシテテン2名、笛数名の4役で構成され、編木方・太鼓方8名が左右対称に隊列を入れ替え、あるいは円陣になって踊る。那智の田楽の曲目は、「乱声(らんじょう)」、「鋸歯(のこぎりば)」、「八拍子(やびょうし)」など21曲の田楽本曲と、シテテンの舞が伝えられる。那智の田楽は、洗練された伸びやかな動きや軽快さを保ち、中世に流行した田楽躍(でんがくおどり)の姿を良好に今日まで伝える芸能として、平成24年(2012)にユネスコ無形文化遺産に登録された。 公開時期:毎年7月13日・14日