櫂踊 かいおどり
| 地域 | 東牟婁地域 |
|---|---|
| 所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮 |
| 指定年月日 | 昭和47年4月13日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
| 所有者 | 浜の宮郷土芸能保存会 |
解説
櫂踊の起源は、神武天皇を迎えた漁夫たちが、踊りで慰めたのが始まりとか、熊野水軍が戦勝したときの祝いの踊りともいわれているが、やはり盆踊から始まったと考えられる。大正初期頃までこの踊りは、女性が踊る「笠踊(かさおどり)」とともに補陀洛山寺(ふだらくさんじ)の盆行事の一つであった。踊りそのものは古風を遺(のこ)し、男性的な踊りである。半纏(はんてん)に腰蓑(こしみの)を着け、鉢巻き姿で櫂(かい)を持ち、2人1組になって櫂を交差させて打ち合うさまは見事である。公開時期:お盆熊野三所大神社