神願寺本堂 しんがんじほんどう
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡かつらぎ町萩原55 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 平成11年7月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 神願寺 |
解説
宝来山神社に隣接し、元は同社の神宮寺(じんぐうじ)であった。鎌倉時代に描かれた有名な『かせ田庄絵図(かせだのしょうえず)』における「堂」は、この寺に当たると考えられている。
本堂は、規模はあまり大きくないものの、正面柱間を五間とする五間堂で、屋根は入母屋造、本瓦葺とし、正面に向拝(こうはい)を設ける。建立年代は文政13年(1830年)と考えられている。向拝の手挟(たばさみ)や蟇股(かえるまた)に施された彫刻は、19世紀らしい表現を見せている。