楠本家住宅 くすもとけじゅうたく
員数 | 4棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、離座敷(はなれざしき)、土蔵(どぞう)、納屋(なや) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 橋本市清水123 |
時代 | 江戸末期~明治時代 |
指定年月日 | 平成17年7月12日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
楠本家は古くからの家で、明治初期には紙の仲介のほか、漁業品、穀物、塩などの商いを行っていたという。旧高野街道に面して主屋を建て、その背後に離座敷と土蔵を配置し、敷地の最も奥には裏通りに面して納屋を建てる。これらは江戸時代末期から明治にかけて建築されたものである。
主屋は明治中期頃の建物と推定され、つし2階建の伝統的な形式を持つ。1階の繊細な格子構えは左右に続く板塀(いたべい)とともに美しく、清水地区の歴史的な町並み景観にとって重要な存在といえる。