瀞八丁 どろはっちょう
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 新宮市熊野川町玉置口 |
指定年月日 | 昭和3年3月24日指定、昭和27年3月29日特別名勝指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 名勝 |
管理団体 | 新宮市 |
解説
大台ヶ原を源流とする北山川(きたやまがわ)の田戸(たど)・玉置口(たまきぐち)間の渓谷をいう。両岸は絶壁をなし、屏風をそばだてたように連なる。断崖の上部には、サワラ、ツゲ、コウヤマキ、ヒノキ、モミ、スギなどの天然林に富み、断崖、流れとともに我が国有数の渓谷美をなす。流れは極めて緩やかで、深い淵と浅い瀬からなる。これは単なる河川による侵食ではなく、かつて大瀑布(ばくふ)があって滝壷ができ、侵食しながら後退していく際の速度差によるものと考えられる。