石造宝篋印塔 せきぞうほうきょういんとう
員数 | 1基 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡湯浅町栖原 |
時代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和53年8月18日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 施無畏寺 |
解説
本坊のある境内地と道路を隔てた東側の墓地内にある。塔は全体が砂岩で造られ、総高2.4メートル余りで、相輪(そうりん)・笠石(かさいし)・軸部・台座ともほぼ完存している。台座の正面には勧進(かんじん)者が、裏面には観応2年(1351年)の造立銘(ぞうりゅうめい)が刻まれている。この塔は笠石の一部を欠損するだけで、相輪に至るまでよく残る。
大型の塔婆(とうば)で、その形態もよく整っている上に、造立年代が明らかな室町時代初期の作例である。