紀州藩霊殿 きしゅうはんれいでん
員数 | 1棟 |
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地域 | 海草地域 |
所在地 | 海南市下津町上689 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和45年5月25日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 長保寺 |
解説
紀州藩主徳川頼宣は熊野巡視の帰途、当寺に立寄り、菩提寺と定め、仏殿一宇を建立したといわれる。頼宣は没後、遺言によってこの地に埋葬され、仏殿を位牌堂(いはいどう)に充てた。この位牌堂が霊殿である。
桁行七間、梁間八間、寄棟造、本瓦葺で、南東に玄関が付く。棟札から寛文7年(1667年)に建立されたことが分かる。西側の2室に厨子を置き、歴代藩主及び正室と側室等の位牌を祀る。
紀州藩霊殿は藩の大工が直接携わり建築した、全体的に重厚な御殿風の建物である。