旧岩橋家住宅 きゅういわはしけじゅうたく
員数 | 3棟 |
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構成要素 | 事務所兼主屋(おもや)、煉瓦蔵(れんがぐら)、土蔵(どぞう) |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 海南市黒江659ほか |
時代 | 事務所兼主屋:明治45年/昭和38年頃改修、煉瓦蔵:明治時代後期/昭和38年頃改修、土蔵:大正時代前期 |
指定年月日 | 令和6年8月15日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
漆器問屋が並ぶ黒江の川端通り沿いに所在し、当地屈指の実業家であり初代黒江町長も務めた岩橋新三郎によって建てられた住宅である。現在は飲食店として活用されている。
事務所兼主屋は二階建、入母屋造、瓦葺で、明治45年(1912年)建設の大型町家である。敷地南側の庭園に面して上質な続き間座敷を配する。続き間座敷は良材を用い、天井を高く造り、縁を通して開放的に庭園の眺望を楽しむことができる。
事務所兼主屋の西隣に建ち、外観を土蔵風にみせる重厚な造りの煉瓦蔵や、敷地南東隅にL字型に建ち、漆器等を収納する土蔵とあわせ、黒江の歴史的景観を形成している。